「エンジニアのための時間管理術」を読んだ

システム管理者やユーザサポートを仕事としているIT系技術者向けに書かれた仕事術の本です。読んで良かった、と思った本。

エンジニアのための時間管理術

エンジニアのための時間管理術

この本で最初に解説されていた、時間管理術を実践する上でのシステム管理者と他の職種のちがいは次の3つです。

  • システム管理者の仕事は、他の職種に比べて割り込みが入ることが多い
  • 作業を自動化するためのスクリプトwikiなど、技術者ならではのツールを使うことができる
  • 多くの書籍で紹介されているキャリアパスと、技術者のキャリアパスは異なる


この部分を読んだ私は、思わずうなづいてしまいました。自分が仕事の時間管理をする上で問題点だと感じていることがピッタリ一致していたからです。これまで、時間管理術や仕事術の本は何冊か読んだことがありますが、営業・企画職の著者による本がほとんどで自分の仕事とはマッチしない部分が多かったのです。

この本では、どんどん届く問い合わせや作業依頼の対応を早く済ませて、自分の注力すべきプロジェクトにリソースを使うように環境を整える方法がいろいろな側面から紹介されています。その話題は、作業の自動化に役立つスクリプトのサンプルや、作業リストの活用方法、休暇のとり方とリラックスの方法など多岐にわたります。

たとえば、「1日の最初に作業リストを作成してから仕事に取り掛かる。メールチェックはその後にする。」という話。メールはできるだけ早く読まなくては!と思っていた私にとっては意外でした。メールチェックを後でする理由は「本当の緊急事態なら、電話などの方法で既に伝わって来ているはず」だから。メールのみで届く連絡は返信が10分や20分遅れても問題ないのです。メールチェックしてそこからなし崩しで仕事を開始すると、無駄なところに時間を割いてしまうことになりがちです。だから、まずは1日の仕事内容を確認してからメールチェック。私も明日からの仕事では作業リストを作ってからメールチェックすることにしよう。