「チームが機能するとはどういうことか」を読んだよ

この記事は同僚との読書会のためにまとめたものです。読書会では10分間で本の紹介をすることになっていて、この記事は発表内容の要旨です。

読んだ本

「チームが機能するとはどういうことか」という本を読みました。

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

チームが機能するとはどういうことか――「学習力」と「実行力」を高める実践アプローチ

Kindle版もあります。

あらすじ

"teaming"という言葉をキーワードに、様々な事例と合わせてチームワークを発揮するためのポイントが紹介されています。

章立てはこんな感じ。複数の専門家が自分たちの専門分野のちからを発揮しながら、チームとしてのゴールを達成する様子が事例を変えて繰り返し描かれています。

第1章 新しい働き方
第2章 学習とイノベーションと競争のためのチームング
第3章 フレーミングの力
第4章 心理的に安全な場をつくる
第5章 上手に失敗して早く成功する
第6章 境界を超えたチーミング
第7章 チーミングと学習を仕事に活かす
第8章 成功をもたらすリーダーシップ

私が特に共感を覚えたのは第4章です。共感を覚えたポイントは、この後説明します。

チーミング」とは、以下の様な流れを指しています。いろいろな背景を持ったチームメイトからお互いに学び合うためのフレームワークです。

チーミングの必要性を認識する
個人と個人がコミュニケーションを図る
手順や相手に任せるべきことを調整する
相互依存の行動をとる
省察・フィードバック
チーミングの考え方が身につく
(繰り返し)

本書では、このチーミングが成功するチームのリーダーに共通する行動として、以下の4つが挙げられています。

1. 学習するための骨組みをつくる
2. 心理的に安全な場をつくる
3. 失敗から学ぶ
4. 職業的、文化的な境界をつなぐ

この4つの行動をとっている人といえば、カーチャンJ( 'ー`)し です!

第4章「心理的に安全な場をつくる」

「心理的安全」とは、自分の考えや感情について人々が気兼ねなく発言できる雰囲気を指しています。心理的安全があれば、人々は率直に会話できるようになり、失敗を隠さずに話すことができるようになります。これは、チームがトラブルに直面する前に回避策を検討したり、より良い方法を探ることに役立ちます。では、この心理的安全を妨げるものとは何でしょうか。

本書では、「職場で直面する4つのイメージリスク」として、以下を挙げています。

無知だと思われる不安
無能だと思われる不安
ネガティブだと思われる不安
邪魔をする人だと思われる不安

乱暴にまとめると、「暗いアホだと思われたらどうしよう…」ということですね。自分自身にもすごく身に覚えがあります。だいたい疲れて気が弱っているときはこういうことを考えがちです。

これらのリスクをチームメンバーから取り除くためのリーダーの行動として、いくつかの例が挙げられています。その中でも特に共感したのは、「直接話のできる親しみやすい人になる」「自分もよく間違うことを積極的に示す」という例です。つまり、謙虚にしているリーダーの下では、メンバーが失敗を恐れること無く活動することができ、結果としてトラブルの影響を緩和できるということです。裏返すと、威圧的な態度をとっていてチームメンバーの話を聞かないリーダーの下では、失敗は報告されず、いつか大きな失敗が起きて組織が危機に瀕してしまいます。この本の中ではコロンビア号の事故が事例として挙げられていました。コロンビア号の開発チームでは、強力な階層構造があり階層の下にいるメンバーが上のメンバーに意見を言えない環境となっていました。結果として、コロンビア号は大事故を起こしてしまいました。

まとめ

この本全体を読んで、チームが1つのゴールに向かっていくために必要なものは、大げさなものではなく、安心できる環境や信頼できる仲間だと理解しました。土台がふにゃふにゃしていては、大きなゴールは達成できません。小さいなことであっても軽く扱うことなく、積み上げていくことが最終的に大きな成功を産むのです。この本を教えてくれた同僚、ありがとう!